こんにちはこーりです
ある人物と会話をしていた時に
その表情を見て
なんだか赤ちゃんみたいな顔つきをしているな
とそう思いました
本人は中年です
誰かに似ている
千と千尋の神隠しの坊だ
大きなあかん坊のようなひと
機嫌の悪い時はオニのような形相なのですが
機嫌の良い時は赤ちゃんのような顔つきなのです
坊が千尋に
言うことを聞いてくれないと泣いちゃうぞ
そんなことを言ったシーンがありました
しかも大きな赤ちゃんなので破壊力が凄まじく
言うことを聞かざるをえなくなります
自分の思いを通すのに怒ったり泣いたり
不機嫌な態度をとってくる
そんな方法を使ってくる人
坊は
そんな人物を思い出させます
オレの機嫌をとってくれ合戦
不機嫌で人を動かそうとする考えの人が
周りに多いと
機嫌を悪くさせたお前が悪いのだ
さあ、ワタシの機嫌を取れ
そのような戦いになります
基本的には立場の弱い方が
動いたり、態度を改めたりして
機嫌をとるのですが
立場がはっきりしない場合は
先に高圧的に出たほうが
勝ちのような感じになります
私の子供の頃は
そういうスタンスの大人が多かったので
大人の顔色をうかがい
機嫌をとることが多かったです
すっかり常に人のしもべのような気持ちになって
生きていたところがあったのですが
しかし、ふとした時に
私だって
たまには機嫌を人にとってもらいたい
そんな気持ちがわき上がり
人に対して機嫌をとってくれ的な態度を
とったことがあります
そして当然ですが
機嫌なんかとってはもらえません
場合によっては痛い目を見ます
自分の機嫌は自分で取るのがいちばん楽
機嫌を取ったり取られたり
こういうのはとても疲れます
気がついた人間からやめていけば
この負の連鎖は止まるのでは
と思っていますが
人それぞれの考えがあり
すぐに解決と言うわけにはいかないですね
なのでそういう人からは
極力、離れます
私の実感としては機嫌は自分で取るのが
一番早いし、楽です
外の世界は怖い所だと
部屋から出たがらなかった坊ですが
千尋と一緒に銭婆のところに行き
成長していきます
成長した後の坊の方が
こころ穏やかにみえます
周囲が思い通りにならない
環境のせいだといって
もちろん極端に悪い環境は別です
そのせいで自分は不幸なのだ
という考えを持ち続けるのは
つらいものです
坊もそもそも外に出ていけないような
かよわい赤ちゃんではなかったんですよね
周囲の人間や環境に執着するより
些細な事でも少しずつずつ
自分がやれることをやっていった方が
心穏やかに暮らせるのではないでしょうか
それは
かんたんではなく
時間がかかってしまうことかもしれません
なので
深刻になりすぎず
気楽にいきたいですね
最後までお読みいただきありがとうございました
坊の声は神木隆之介くん(制作当時7歳)
当時からすごすぎる